こうべを垂れる稲穂かな
キャンパスへ向かう途中の、限りなくあぜ道に近い歩道沿いの田んぼを眺めていて不意に思い出した句。
たわわに実った稲穂が揃ってこうべを垂れているのは、育ててくれた農家の人への感謝の気持ちの表れなのか、はたまたこれから順番に「刈られる」その用意なのか。すでに刈り入れの終わってしまった田んぼを見てうっかり後者を想像してしまいましたが、そんな咎深いものが食卓に並ぶなんてイヤすぎる。自分達がおいしくいただくのは自然の恵みであるわけで、それをわざわざもらってるわけだからこっちが感謝しなくちゃいけない(お米にも、農家の人にも)。となると前者のほうが夢があるよね!などと言ったりしてみます。
なにかがおかしいような気がしますが気にしちゃいけません。農家の人は二重三重に感謝されて当然じゃないですか。だって自給自足もろくにできない日本で、頑張って農業を続けてくれているんですから。ああっお願いだから人口や耕地面積のことも考えろだなんて言わないで。
夏場とはずいぶん変わった最後の稲の香りと、金木犀の強い香りが混じった風も、そろそろお終いなんだなぁとしみじみしながらの朝でした。
濃霧ですって?Hahahaそんなものは起きたときにゃとっくに…
さてそんな秋めいた話題が連続する今日この頃ですが、北の国や信州ではもうメイプルが見ごろだそうです。
もうしばらくしたら近くの名所にもメイプル狩りにいきたいけれど、まだドルコダガーなので死ねる…じゃなかった、どんどん忙しくなってくるので難しいかも。
ああ、ゆかしゆかしや秋の葉の原。(決して電気街ではありません
本日の狩りBGM:上海アリス幻樂団 『卯酉東海道 ~ Retrospective 53 minutes』
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