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2024/04/26 00:20 |
広報熱胡椒
スポンサーがあり、広告代理店が中間で搾取し、そのお膝元で局は番組を作成・放送する。
この構図の中、局にダイレクトにかかる圧力はお客様の意見でもなく、ただの数値を基にした
「番組とはほぼ全く関係のない」お上からのクレームであり、創作としては破綻の道を辿っても
何ら不思議はなかったりします。

…などという素人の見解を述べましたが、実際テレビを観るということが本当になくなって久しいです。
観たい番組というものがほとんど無くなり、魅力の無い芸能人(笑)達の跋扈する世界に絶望し、
ついにただぼーっとテレビをつけっぱなしにすることすらしなくなったのが数年前。
(そのぶん逆に情報がネットに偏ってしまってるんですけれどね。)

それでもたまに実家に帰ったときなどはデフォでテレビがついているんですが、
いまだに多い「CMのあと、衝撃の映像!」「CMのあとにあの有名人が!」的な釣りレベルのテロップ。
どれだけ自分とこの番組に自信が無いんだって話ですよね。あるいは代理店の強制か。
しかしそうしてまで見せたいCMはトイレ休憩だったり目を休める目安に使われたりと本来の目的を
果たさないことが多いですが、その中でも鮮烈な印象を残してくれるものがたまーにあるという。
目に付く「面白いもの」は番組ではなく、CMでした。


本日のニコニコ:
 デスノート+ホットペッパー総集編

デスノート+ホットペッパー総集編2
デスノを知らない方でも存分にお楽しみいただけます。





ただひたすらに自社と製品をPRし印象付けるためだけに作られる動画。
その純粋極まりない目的とそれゆえにぎらつく熱意、15秒あるいは30秒という短い時間の中に
伝えたいことを凝縮する濃さ、それゆえに洗練された「動画」としての完成度。
刹那的なイメージで視覚に訴えかける、「面白い動画」としての要素をCMは容易に満たしえます。
もちろんそのようなCMばかりではないのは皆様ご承知の通りですが。

このプロの業から学び取るべき部分は大いにあるわけですが、それそのものを素材として活用するという
発想はまた逆に痛快です。

その中でも特に秀逸すぎる素材が…ホットペッパー。
無理です。好きすぎます。
元のCMもたまらんですが、
ホットペッパーCM集
ホットペッパーレアCM集(追加版)
hotpepper_CM
MADにしても美味しくいただけます。
FF7でホットペッパーまとめ
ホットペッパーCM@テニスの王子様
アイドルマスター ホットペッパーCM総集編(新作入り)
ジョジョの奇妙なホットペッパー 総集編
【増刊号】 ブラックラグーン × ホットペッパー = ブラックペッパー
フタエノキワミ x ホットペッパー 2本立て(修正版)
このCM企画している電通のディレクターは本気で天才。
決して電通が素敵というわけではないという。

と、ここまで見て気づくことなのですが、このCM自体がそもそもニコニコ的なつくりになっています。
放送がニコニコ生誕より遥か以前であることを考えると、とてつもなく先鋭的。
当時のMADやFlashには無い発想でした。
やはり時代を切り開くのは、いつだって枯渇したイデアからアイデアを掘り出すことのできた人ですね。
柔軟になりようのない放送業界が袋小路から抜け出すには、とてつもないエネルギーが必要そうです。


ちなみに今回のタイトルは直訳で唐辛子のほうがよかったかな?とも思ったのですが
語呂がいいのでこっちに。
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2008/02/20 16:17 | Comments(2) | TrackBack() | その他雑記

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コメント

asahi.com - 山場CMは効果半減
http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200711060131.html

mediologic.com/weblog - 広告の新ジャンル?、「勝手広告」
http://www.mediologic.com/weblog/archives/001516.html

今の体質・体制から脱出しようね、という話でした。

というかIT化・グローバル化にまったく対応できていない各業界、そして日本はこの先どこへ向かうのか・・・。
内輪揉めしてる場合じゃないよ。
posted by J.Valsh at 2008/02/20 17:16 [ コメントを修正する ]
勝手広告、なんとも興味深いです
15秒30秒の枠による表現制限は確かにあるかもしれないですね
制限の中でモノを作ることには定評のある日本人といえど、
時間に関してばかりはどうしても表現の広がりを無くしてしまうだけなんでしょうか

これらの試みが実現しないのは現状の放送業界における権力体制が強固なものに
なりすぎていて、メスを入れるのが不可能な領域にまで来ているのかな
そして崩壊するその日まで特定のイデオロギーへと情報操作を続けていくのでしょう…

エヴォリューションパロディでは男性が太っていく動画でまず笑いました
吹いたでもニヤリとしたでもなく「笑った」
こういったユーモアも、勉強したいところです

ようつべなどの動画サイトが現れたときに、いつかは企業の広告動画ですぐに
埋め尽くされてしまうんじゃねみたいな妄想を話していたような気もしますが
言われてみれば全く試みられていない不思議(上記で言ったような局の圧力?)
自分の知る限りではニコニコの「JAM公式Remix祭り」や「ランティス組曲」
ぐらいしか思いつきませんね
posted by リィルフェン at 2008/02/20 22:09 [ コメントを修正する ]

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