伊藤園の「お~いお茶」シリーズ。
ついつい買ってしまうのは、ラベルについてる俳句を眺めるのが楽しみだから…
という人は自分だけではないかもしれない、きっと。
お年を召された方々から小さなお子さんまで、幅広い層の人々の句が様々に載せられる
「伊藤園新俳句大賞」。
お茶と俳句でほっと一息。
気に入った句がたくさんあると「当たり引いたっ!」みたいな嬉しい気分になります。
そんな中から最近気に入ったのをちょっと挙げてみたりー
少々うざったいですが、寸評とも呼べない感想など付けてみたり。
冬の窓黒板よりも富士の山
うらやますい。
野の花に気づいた自分がうれしくて
あるあるある。いたたたた的な気分も含めて…
ベランダの雀とチャット春の朝
投稿者は年配の方。とてもほのぼの。
宇宙へも飛び出せそうな秋の空
小学校の頃の運動会の練習なんかを思い出します。レンズのような深い青。
月が出て「さよなら」言ってもまだ話す
あるあるあるある
断りが下手で冬瓜貰ひたり
おもたいけれどうれしい、そんな季節もの。うまいな、と思った一句
以下、萌えた句の数々
夏祭り大きな手を引く小さな手
忘れない六年生の仮校舎
夕焼けを背景にして指切す
七草を母と数えて粥作る
一歳児葉っぱも石も宝物
いやもう仮校舎とかドツボなんですが。廃校寸前萌えだったりむしろ廃校萌えだったりする自分ですが、そういうノスタルジーもありなのね、と大いに感じ入りました。
しかし前述のようにこの伊藤園新俳句大賞、年齢層が広い広い。年配の方の滋味のある句もおいしいし、ちっちゃい子が素直に表現した句も大好き。あれ、これってただ老人と子供が好きなだけなのでは。いや決して同年代の人と正常なコミュニケーションが取れないわけではなくてですね。
しかしちっちゃい子の句のうちでも、年齢の割りに変に比喩を使ったり技巧を凝らしたようなのは「なんて生意気なっ」といった気分にさせてくれてちょいと残念だったりします。さらりとして、それでいて味わい深い句がすき。
さて、最後にここ最近でいちばん萌えた句を。
数量限定品「濃い宇治茶」に一句オンリーでどどんと載っていただけあって、濃かったです。
犬の目の「よし」を待つとき輝けり
ごちそうさまでした。
本日の三寒四温の「温」の日のわずかな休みを風流に過ごそうBGM:IOSYS『東方月燈籠』
ついつい買ってしまうのは、ラベルについてる俳句を眺めるのが楽しみだから…
という人は自分だけではないかもしれない、きっと。
お年を召された方々から小さなお子さんまで、幅広い層の人々の句が様々に載せられる
「伊藤園新俳句大賞」。
お茶と俳句でほっと一息。
気に入った句がたくさんあると「当たり引いたっ!」みたいな嬉しい気分になります。
そんな中から最近気に入ったのをちょっと挙げてみたりー
少々うざったいですが、寸評とも呼べない感想など付けてみたり。
冬の窓黒板よりも富士の山
うらやますい。
野の花に気づいた自分がうれしくて
あるあるある。いたたたた的な気分も含めて…
ベランダの雀とチャット春の朝
投稿者は年配の方。とてもほのぼの。
宇宙へも飛び出せそうな秋の空
小学校の頃の運動会の練習なんかを思い出します。レンズのような深い青。
月が出て「さよなら」言ってもまだ話す
あるあるあるある
断りが下手で冬瓜貰ひたり
おもたいけれどうれしい、そんな季節もの。うまいな、と思った一句
以下、萌えた句の数々
夏祭り大きな手を引く小さな手
忘れない六年生の仮校舎
夕焼けを背景にして指切す
七草を母と数えて粥作る
一歳児葉っぱも石も宝物
いやもう仮校舎とかドツボなんですが。廃校寸前萌えだったりむしろ廃校萌えだったりする自分ですが、そういうノスタルジーもありなのね、と大いに感じ入りました。
しかし前述のようにこの伊藤園新俳句大賞、年齢層が広い広い。年配の方の滋味のある句もおいしいし、ちっちゃい子が素直に表現した句も大好き。あれ、これってただ老人と子供が好きなだけなのでは。いや決して同年代の人と正常なコミュニケーションが取れないわけではなくてですね。
しかしちっちゃい子の句のうちでも、年齢の割りに変に比喩を使ったり技巧を凝らしたようなのは「なんて生意気なっ」といった気分にさせてくれてちょいと残念だったりします。さらりとして、それでいて味わい深い句がすき。
さて、最後にここ最近でいちばん萌えた句を。
数量限定品「濃い宇治茶」に一句オンリーでどどんと載っていただけあって、濃かったです。
犬の目の「よし」を待つとき輝けり
ごちそうさまでした。
本日の三寒四温の「温」の日のわずかな休みを風流に過ごそうBGM:IOSYS『東方月燈籠』
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