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2024/03/29 02:41 |
我が漫喫ライフに一片のくいな橋
明日は(今日は)唯一の講義が休講ですひゃっほい。
というわけで陸の孤島での授業帰りに友人数人と駅前へ遊びに行ったわけですが、

カラオケでもボーリングでもなくなぜか向かった先は漫画喫茶。

よくわからないテンションで突入したお店で沈黙の読書会が始まりました。なんだこりゃ。


本日のニコニコ:【手描きMAD】アカギ御一行と伊藤カイジで男女




まず初っ端から新刊ブースを漁り獲得してきたのが
ヘルシング・バキ・ハガレンの新刊というあたりでもう既に何かがおかしい気がします。
:ヘル9
大尉かわいいよ大尉。予想バッチリでした。むしろ伏線はわかりやすかったかもですが。
しかしアワーズの特別編は単行本になってるのかしら。若ウォルターを舐めるように読みたいです。
:刃牙12
なんというかどんどん露骨になってきましたね。ほぼそれだけ。
最凶死刑囚編のあたりで単行本に烈さんという素敵な題材がどうのこうのみたいなことを書いてあった
記憶がありますが、『範馬~』になってからの「描きたいヤツに出会っちまった」的なコメントはやっぱり
作者が描きたいことをきちんと消化していっていて、それも含めた時間の流れということでせうか。
だとしたらこのマッチングはなんとも象徴的。
:剥がれん19
今回も大佐中尉は素敵でした。それでもあのやりとりは不自然っちゃあとても不自然ですよね。

さてそのあたりをひととおり読み終わり、一息ついたはいいものの次に何を読もうかに少し困る。

いや常日頃「これ読みたいな」、ってタイトルはたくさんあるんですけれども
いざとなるとたくさんありすぎて困ってしまいます。(「たくさんありすぎて困る」は永遠の課題だなぁ)
始まったアニメが深夜34時でなく午前10時クォリティになってしまってしょんぼりな絶チルなんかは
1、2巻ほど読んだのですが教育学取ってる学生的な意味でなかなかに好きですし、
続きいっちゃおうかな…と探しにきた矢先に友人が本を棚に返しにきまして

その手にあったのは『アカギ』。

奪い取りました。

だってほら、カイジ読んだらやっぱり次はアカギじゃないですか。
「ギャンブルなんてものは大方この世から消えてしまっていい」という危険思想の持ち主だった
自分ですが、カイジを読んでからその考えは「パチンコやらスロットは(略)」と改められました。
いや沼は面白かったですけれどね!
なんというかあのネオン見て悟れと。出球地域No.1だの大放出だの堂々たるペテンを掲げて
中で何が行われているかと見ればいい大人がずらり並んで副流煙の霧の中じゃらじゃらじゃらじゃら
単純作業ですよ。どこの製糸場だ。ここだけ産革以前か(資本的な意味でも)。

話が逸れました。

ともかくも『カイジ』世界でのギャンブルに少なからず心が動いた身としては読まずにおれぬこの
『アカギ』、早速読んでみました。
いやニコニコでカイジネタがあると、どうしてもアカギネタが絡んできたりするのですよ。
という元ネタ探しの旅の一環という意味がむしろ強かったりしたわけですが

…読んでいるうちに体に異変が起こり始めました。

第一の異変:'ARM'
それは2巻目に突入したあたりから感じていました。
何だか知らないけれど腕ががくがく震えてくるのです。
ええーっ、確かに福本作品は震えがくるなとは感じたけれど本気でなんかフリードリンクの
グラスが揺れてるよ!と思ったら、震えているのはどうやら精神的なものではなくて
腕の疲れからくる筋肉のツカレタヨサインだったようでした。
そういえば一駅分なぜか電車に乗らずに歩いてきた間に、運動不足だった腕はカバンの重みに
だんだん耐えられなくなっていたみたいです。普段からカバンの重量には定評があるのですが
(中身を整理していないから一方的に増える)、これはなんとかしなくては。

第二の異変:'TOOTH'
それは3巻目の途中あたりから感じていました。
ちょっと以前からこれはやばいなキてるな、と思っていた奥歯がその日若干痛みだし、
読書の傍ら舌先で「ここか?ここがええのんか?」といじくっていたのですがついに違和感が噴出。
乳歯が生え変わるときのようなぐらぐら感に似てもいるけれど確実に違う、押したときのじんわりと
した痛み…これは非常にマズいところまで…!
近々歯医者へ行こう。

第三の異変:'STOMACH'
それは3巻目を読み終わるかなー、といったあたりの微妙な頃から感じていました。
うん、いくらフリードリンクがフリーだからってアイスコーヒーばかり飲んでるといつかクるよね。
痛みはキリキリとしたものではなく、じんわりとしたぐるぐる感を伴うものでした。
お腹が空きすぎてヤバい時のを何倍かしたようなイメージです。このままでは静寂の空間に
見当違いの腹時計が鳴りかねない。
急遽、フードメニューを注文することに。

第四の異変:'STOMACH part2'
それは確か5巻目を読み始めてちょっとだったかけっこう進んでいたかのあたりで思ったんですが
どう考えても普通に夕食をとる時間帯を大きく外したにも関わらず頼んだ量が明らかに多すぎました。
誰だよトルコライスオヌヌメなんて言ったの。しかも高いよ!
先刻とはうってかわってお腹が重い。しかも例の奥歯がとってもとっても怪しげなので迂闊にそっちの
歯で噛めず、余計に食の進みが遅くなります。
そうよね漫画喫茶での食事なんてマンガ片手にゆったりゆるりと進めるものよね!

第五の異変:'HEART'
うん、それはずいぶん前から、1巻の途中ぐらいから気付いてはいたんだ。
その他の様々な身体的要因が絡まってのことなのか、それとも純粋に福本節にやられたのか。
気付けばばくばくいってました。
いやばくばくいってたのはごく一部のシーンでだけなんですが、そのはずなんですが、
なんだかものすごく読むのに体力を使う。どうしてだ。
そもそもカイジと違ってアカギは主人公が最初からスーパーマンなのに、そうわかりきっている
はずなのに、それでもどうしてこんなにも安心して読めないんだろう。
術中に陥っておりました。きっと見事に。


そんなこんなで浦部戦が終わった6巻途中でダウン、ギブアップ。

気付けば退出予定時間まであと1時間ちょっとという微妙な時間でした。
漫画などの印象が強烈であればあるほどいろいろと影響を受けやすい身としては、このままの精神
状態だと非常にまずいことになりそうな予感がして困り果てたわけですが
友人達はというと無難にジャンプ系を読み漁っていたり勧めたシグルイを血走った眼で読んでいたり
すやすやと寝息を立てていたりとまるでこちらの惨状は意に介さず。

仕方ないので精神的救い、英語で言うとメンタルヘr(略)を求め本棚へ。
ふらふらと彷徨いつつやってきたのは小学館棚の御前でした。
そうだ、こういう時…こんな時こそ、己の直感が…感覚が、名作を引き当てる…!
自らの引いた作品こそが…どんな作品であれ自分で選んだそれが即ち…救いへの道…!
などとモノローグまですっかり福本(若干厨二テイスト)状態。
ここはやっぱり熟練作家の業、絶チルのタフでイカしたょぅι゛ょ達で回復を…と思った矢先
もっと素敵な回復薬を見つけました。


『 ハ ヤ テ の ご と く 』

ハヤテきゅんはうちの執事!!むしろ黒服!SP!!



やっぱり漫画喫茶で読む漫画というものは一味も二味も違うと常々思います。
ブックオフの店員さんの目と両脚の疲れを気にしながらの立ち読みや、いつでも何度でも読める
自室でのゴロ寝読みではとても足りない、その一瞬に没頭するという狂気。
そしてその作品に魔力があればあるほどその効果は増幅され襲い掛かってきます。
というかむしろ作品の魔力がもりもり増大。料金を払う価値があるというものです。

つくづく漫画というものは、美味しいものを読めば読むほどに、これこそ至高の表現媒体だと
思わざるを得ないそんな心理状況に陥らされますね。
読む時間・速さは人それぞれのはずなのに、コマ割りや構図がそれを巧みに操り
ただの絵の羅列でも絵の連続でもないものができ。
手塚神は偉大です。(もちろん百戦錬磨の部長的じゃないほうの意味で)


そうして終電にて無事帰宅。
終電の都合上、最寄り駅のひとつ手前で降りて歩いていたのですが
中空にぽっかり浮かんだ月のなんともまあるいことまあるいこと。
ちょっぴり足りない気もしましたが、月齢を調べてみたらば14.5。
そりゃあ狂気にも襲われる罠、と納得しつつも小鼠系ショタに猫耳って割と最強じゃねなどと
改めて噛み締めながら歩く帰り道のことでした。
はやくロコきゅんに雪白装備させてあげたいです。




カイジネタがわかる人のためのおまけ
ざわまんが大王歌ってみた

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2008/04/22 06:14 | Comments(0) | TrackBack() | その他雑記

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