データベース社会を尊重する身としてはここらで復帰を果たしておかなくちゃとずっと思っていた図書館。
一度ふりきれば行うは易しでした。本棚コワクナイ。
相変わらず一種独特の空気とクーラーのおかげで、図書館内での勉強は絶望的ではありましたが
「ご本に囲まれて、幸せ」の境地は思い出すことができました。
クーラーと真昼間からつける蛍光灯が大嫌いで、かつほどよい静寂と孤独がどうも合っているようで
授業の合間に読書にふけるのは専ら使われてない空き教室です。
一人でいるにせよ二人にせよ、自然光に彩られた空き教室のロマンというのはものすごいと思う。
ご本に囲まれ云々はCLANNADのことみ嬢の台詞ですが、そのシナリオ内で台詞やネタを引用されて
いた本が数点ありまして、そのうちの一冊を発見し確保してしまいました。(図書館でも少しばかり
探しはしたのですがもちろん無く。ですよねー)
引用というよりはパロディになっているワンシーンがありまして、そこがまたとても強烈な印象を
残してくれていたのですがその台詞、というか歌の部分もまたオペラの歌詞のパロディという…
「ねむのはなさけば、ジャックは悲しい」
→「こけのはなさけば、おれはうれしい」
→「だんごの花さけばー、わたしはうれしい~…」
またさらに調べていて発見したことには、、谷山浩子の曲にも同一CD内に2曲、その小説と同じ
タイトルの「第七官界彷徨(だいしちかんかいほうこう」と「ねむの花咲けばジャックはせつない」なる
ものがあるそうで、こちらも一度聴いてみなくては。
このような引用やパロディなどの連鎖を辿る好奇心とでも申しましょうか…もしこのようなものが
事実有機無機の人格がゴーストなるものを得る所以となるなれば、
そはまさしく第七官に響く世界のものならむ。
キモめに言ってみましたが要はこれからいっぱい書を読んで豊かになっていこうということです。
選択や出会いならニコニコ感覚でも構わないと思う。
さてつまりはことみシナリオをクリアいたしたわけですが、複数の少女小説からネタを持ってくるだけ
あって涼元氏の文章は半端なくきれいでした。例の手紙などはもう半年ほど無かったぐらいの勢いで
ぼろぼろきましたよ。もうとても残念だけれども、魁先生かすんじゃう。やっぱりツンデレツンデレばっかり
言ってちゃあいけませんね。なにより「Keyらしさ」なんて基準がもしあったとしたら、かたや王道、
かたや良くて新風悪くて異端。それほどまでに印象の落差がありました。
もちろん例の第七官界彷徨も素敵に綺麗な文章でした。大正を生きた人の昭和始めの作品にも関わらず
さっくりラノベ感覚で読めました。そしてなんという乙女ゲー。
なんだかんだでCLANNADも、学年編はあと渚を残すのみ(多分)となりました。光になれ!
立ち上がれ気高く舞え。
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